CentOS5.4にISO Masterをインストールする

CentOS5.4のデスクトップ環境でtrixboxProのISOファイルを修正したかったので、調べているとISO Masterって言うのがある模様。
早速インストール・・・っておもったら、Fedoraubuntuだとyumとかapt-getでインストールできるみたいだけど、CentOS5.4ではyumでインストール出来ないみたい。

ソースコードは公開されてるけど、makeを使ってインストールを試みるがはエラーを吐いて上手くインストール出来ず、ググってみても、CentOSにISO Masterをインストールしたドキュメントが見あたらず(やっぱりCentOSってデスクトップ環境で使われていないのかな?)、SRPMからインストールして成功したので、一応手順をメモ。


ISO MasterはGUIでISOファイルを修正できるツールなので、当たり前ですがCentOS5でGNOMEでの作業環境があることが前提です。
んでもってSRPMのインストールの流れは、


・ソースを展開(=SRPMのインストール)
・そのソースを元にリビルドし
・リビルドしたパッケージをインストールする
という手順になります。


まず、開発環境がインストールされている事が前提で、yumCentOSを最新版にアップデートしておいてください。


開発環境がインストールされてなければ
yum -y groupinstall "Development Tools"

yum -y update

ISO MasterのWEBサイトで上メニューのCOMMUNITY(http://www.littlesvr.ca/isomaster/community/)を見ると、Linux/BSD packagesでFedoraCoreのパッケージは別サイトへのリンクになっているみたい。

リンク先(http://timeoff.wsisiz.edu.pl/rpms.html#isomaster)には「Iso Master (isomaster) - An open-source, graphical CD」って事で1.3.3が公開されてて、そこから 1.3.3 - RPMs: SRPM - 204KB (2008.07.01)UPDATE をダウンロードしました。
んでもって、一旦rpmをインストールします。エラーを吐くけどそのまま続行します。


wget http://timeoff.wsisiz.edu.pl/rpms/isomaster/isomaster-1.3.3-1.src.rpm
rpm -ivh isomaster-1.3.3-1.src.rpm
rpmのビルドですが、rpm-buildがなければrpm-buildをインストールしてからリビルド

yum -y install rpm-build gtk2-devel xdg-utils
rpmbuild -ba /usr/src/redhat/SPECS/isomaster.spec
もし途中で、依存関係で引っかかったら必要なモノをインストールしてください。
ウチの環境だとgtk2-develとxdg-utilsが必要だったみたいなので、インストールしました。


上手くリビルドできると、 /usr/src/redhat/RPMS/アーキテクチャ/ に新しいrpmが出来ていると思います。
ウチの環境だと /usr/src/redhat/RPMS/i386/
んでもって、再度インストール


cd /usr/src/redhat/RPMS/i386/
rpm -ivh isomaster-1.3.3-1.i386.rpm
これでインストール完了です。
GNOMEのアプリケーション >> サウンドとビデオ >> ISO MASTER にアプリケーションへのショートカットがインストールされているようです。
アプリケーションそのものは /usr/bin/isomaster にインストールされてます。

ISO MasterでtrixboxProのインストール用のISOファイルを見てみるとこんな感じでした。
これで.isoにファイルを追加したり、削除したり、ファイルそのものを修正したりできますなぁ。
ちなみに、修正したファイルを新しくISOで保存するのはFile>>別名で保存すれば出来るみたいです。